しこちゃん先生、上手に嘘がつけるようになったねぇ。これは圭吾くんの心を安定させるための優しい嘘だ。圭吾くんがしこちゃん先生の言葉を聞いて怖かった自分の気持ちを吐露できて、ホッとした顔をした。
これが本当の病状を子どもに伝えてはいけない場合なんだととても腑に落ちた。でもなんでだろう。一抹の虚しさも感じてしまう。南ちゃんが「あんたのいいところは嘘がつけないところ」って言うからかなぁ。でもこれが大人になるってことなんだよね。
「できることを全てやったら、家族は別れの時を迎える覚悟ができる」
植野先生の説得力がすごい。
年末を前に届く喪中はがきに同級生の両親が亡くなったという案内が多くなった。私ももうそういう歳なんだなぁ、ウチの両親もいつまで元気でいるか分からないよなぁと感じていたこの頃。いつか私にも覚悟を決めなきゃいけない時がくる。私はできるのだろうか…。そんなことを考えてしまった。