外出することで、元気だった頃のことを色々思い出し、またあの頃のように過ごしたいという希望を持つー。
どんなに大人が言葉を尽くしても変えられないものを3時間のバス旅行があっさりと乗り越えてしまう。最後のクラスメイトとの再会&ジャニーズ風うちははいかにもドラマっぽかったが、やっぱり体験に勝るものはない〜と思った。
円山動物園で友達と一緒に来た時のことを、さっぽろテレビ塔では初めて優里ちゃんと手を繋いだことを思い出し、圭吾くんの中で少しずつまたあの頃のように…という希望が生まれていく様が自然に描かれていてよかった。
やっぱりドラマの面白さは登場人物の心の動きを感じて自分も追体験しているような気持ちになることだと思う。本ドラマはその描き方が上手いし、優しい。
周りにいないので、幼い頃から病気と闘っている子どもの気持ちがなかなか想像できないなぁと歯がゆい気持ちで見ていたが、
日菜ちゃんの「目を覚ます時はいつも怖いの。だから絶対怒ったりしないで」
そうか、いつもこんな気持ちで目を開けるのか…とこの言葉で少しだけ私も想像することができたような気がする。ありがとう、日菜ちゃん。
今回で生きたい希望を持っても、その希望は次回には病気の前にあっという間に打ち砕かれてしまいそうだ。希望を持たせてしまった武四郎もまた悩みそう。そこにどう立ち向かうのか、次回も楽しみ。