ban623のレコメンドラマーwatching doramas colors your lifeー

朝ドラ『舞いあがれ!』レコメンドを更新中。

PICU小児集中治療室 第4回【母親ってなんだろう】

世の中には色々な母親がいる。

女手一つで息子を育てたバスガイド・南さん、話し方がそっくりな娘を持つ敏腕看護師・仁子さん、乳児院に預けた子に会いたくても会えない20歳の大学生、妊娠8ヶ月の妊婦・桃子、そして母親になりたくてなれなかった綿貫先生。

母親ってなんだろう?本話を見ながら思った私なりの答えはー

「いい母親になりたい」その理想とうまくいかない現実のギャップを日々やり過ごしながら、それでも子どもの側にいたいと思うのが母親かなぁ。

武四郎の母・南さんのどんなにもう無理、イヤだと思ってもあのかわいい寝顔を見るとすべて忘れてしまう。その言葉が分かりすぎて…。

世間の「母親ならば子どもを愛して当然」的な聖母イメージから解放されて、もっと自由になれればこんなに世の母たちが悩み苦しむことはないのに、と常々思っている。そういうこと言うヤツ、一週間子どもと二人きりで過ごしてほしい、マジで。

武四郎はそこは「僕は母親じゃないからわからない」と言い切った上で、「でも、子どもの気持ちは分かる」と子ども目線で母親に側にいて欲しい理由を語るのがよかった。母親の気持ちなんて分からないと言い切られてむしろ清々しい。分かるわけないよねぇ、そりゃ。

いつも子どもの目線で子どもの気持ちを優先するところがたけちゃん先生の良いところだよなぁ。社会に揉まれて色々器用になってしまった大人にはない真っ直ぐさというか、ピュアというか。なんだか応援したくなるキャラクターだ。

綿貫先生の過去も今回明らかになり、居酒屋の歓迎会でワーッと泣き出すシーンはこっちも泣かずにはいられなかった。今、このPICUのメンバーに囲まれていること、それが綿貫先生の希望の光だなぁと思う。植野先生、今成先生、仁子さん、みんなよいキャラで好きだ。