ドラマ『朝顔』のスタッフ制作、吉沢亮さんの月9初主演ということで楽しみにしていた今作。
主人公の志子田先生は見栄えもよく、料理・家事全般もできる。でもなんか惜しい男。なるほど、それは吉沢亮にピッタリだ。（ものすごく褒めています）
そしてその母が大竹しのぶさんなんて、これは楽しみすぎる。
『朝顔』にも出演していた中尾明慶さんがクールなできるER医師というのも新鮮。
広い広い北海道は患者の移送に時間がかかるため、医療事情はかなり厳しい。でもこれは北海道だけの話じゃない。日本全国どこの県でも抱える問題だろう。
PICU初めての受入患者・鏡花ちゃんの初診を担当した山田院長（演・イッセー尾形）も決して悪いとは言い切れない。地方での医師の高齢化、PICUの存在を知っていれば結果は全く違っていただろう。
だからこそ、PICUの存在を知ってもらう。そして、医療機関同士が連携することが大切になる。医師の仕事は患者を治すことだけではないんだな〜。
そして、どうすれば良かったのか、他にできることはなかったか、記憶が鮮明なうちにミーティングでスタッフ全員が共有して、次に生かす。この姿勢が素晴らしい。どんな仕事でも大切なことなのに、できている人は少ないよね。
素敵な医療ドラマには、怒鳴ったり感情を露わにせず、いつも淡々と優しく導くように語る医師がいる。私の中で信頼できる医療ドラマの鉄則だ。
これから志子田先生がどう成長していくのか、また志子田先生や同僚の綿貫先生（演・木村文乃さん）にはどんな過去があるのか、楽しみに見ていきたい。
