今回はなんといっても、虹朗のパパである晴太が男の顔をしたシーンだ。
ー結局自分なんですよ。自分を捨てきれない。
そうですね。第1回でもちょいちょい虹朗くんより杏花ちゃんを優先してたよね。虹朗くんを迎えに行ったのに、杏花ちゃんから連絡もらったら預かり時間延長してそっちに行っちゃう。ホントにずるい。これが同じシングルでもシングルマザーならしないだろう。
颯くんの出現もあり、杏花ちゃんにちょっと男として自分の気持ちをアピールしたいところだったのに、逆にパパ力を褒められて肩透かしにあって「ほれ、見たことか」と思ったさ。(私は決して元妻の回し者ではございません)
でもこのシーン、ドキドキしたのは間違いない。ここであっさりと晴太に告白させない焦らし、好きです。
今回は杏花ちゃんの魅力もわかったなぁ。苦手な梅干しをそ知らぬ顔で食べた颯に向けた
ー神様とは一緒に住めない。…いつも笑ってなくても大丈夫。好き嫌いがあっても、ちょっとぐらい不機嫌でも、だらしなくても喧嘩しても、颯のこと嫌いになったりしないから。颯がいい子で、今も割といいやつなの知ってる。
人のちょっとした機微を感じ取っても「大丈夫?」と声をかけるところまでできる人はなかなかいない。蕎麦が苦手な虹朗くんにおにぎりを作ろうと言ったのもそうだ。懐に飛び込んでもぼふんと受け止めてくれそうな柔らかさが杏花ちゃんの魅力なんだね。だから晴太には杏花ちゃんがまるで女神のように見えた。
でもね、元妻だって最初は女神だったんだよ。だから恋に落ちて結婚した。女神が女神じゃなくなったのはどうしてだろうね。
お〜っと、また元妻の回し者みたいになってしまった。次回、颯くんが神対応マンと化してしまった事情が明かされそうだ。