【元に戻ること=復興ではない】の巻
新次さんがいよいよ覚悟を決めたよう。私も龍巳さんと同じ気持ちで見届けなくては。
りょーちんは船を買って新次さんと一緒に船に乗ることが立ち直ることだと信じてここまで頑張ってきた。でも、新次さんにとってはまた船に乗って漁師をやることが、立ち直ることではなかった。
"おれはな、元に戻ることだけがいいことだとは思えねえんだよ"
それって、「復興」について言ってますよね?私たちは復興っていうと、"元に戻る"ことをイメージする。壊れた道路、家々が再建され、街並みが元通りになる。元通りになったところを見て、あぁ復興したね、立ち直ったねって言われる。でもきっとそうじゃないだ。
"元に戻ろうとすると、動けなくなる"
見た目は綺麗になった街、復興した街。だけど、そこで暮らし続ける人にとっては元に戻ればその人の心が救われるわけではない。震災を忘れないこと、目には見えない心の痛みに寄り添いつづけることが大事なんだよと言われているようだった。
新次さんが♪かもめを歌い、「ありがとう、さよなら」と言って印鑑を押す場面、もう涙が止まらなかった。朝からこんなに泣かしてこれから仕事なのにどうしてくれるんだよ〜。
これで新次さんもりょーちんも少し前に進めるといいな。そして、明日はもう一組の親子、龍巳&コージーに動きアリかな?