ban623のレコメンドラマーwatching doramas colors your lifeー

朝ドラ『舞いあがれ!』レコメンドを更新中。

石子と羽男 第9回【誰かの傘になる】

大庭くんは本当に人が良すぎて名義を貸しただけだった。もしかして、大庭くんには石子も羽男も知らない裏の顔が…と大庭くんの二面性を期待したが、まぁそんなはずはなかったですね。

もういい大人なのに、大丈夫か、大庭っち?な場面が散見された回だった。

代表取締役の名義貸しの件は羽男がビシッと言ってくれたからよかった。そして、もう付き合ってしばらく経っているのに未だに「石子先輩」呼びなところ。久しぶりに会えた彼女だぞ?隣に羽男がいようと関係ない。ここはガバーっと抱きしめるんだよぉ!

 

話の展開として、大庭くんの服を着た弟が放火現場に出合せてしまい、弟を庇うために自分がやったと罪を被ろうとする展開はスッとは入ってこなかったなぁ。

でも、石子と羽男で一貫して語られる弁護士の姿は今回も素敵だった。

「声を上げていただかなければ、お手伝いすることはできません」

「誰かの傘になる」

これまでドラマで見てきた法廷での巧みな弁舌で一発逆転相手を打ち負かす痛快さとは違う、地味ではあるが、これが真の弁護士というものなのだと思わされる。やっとオープニングで傘を差す石子と羽男の意味がわかったよ。

 

石子が大庭っちと付き合いだしてからもずっと捨てきれなかった石子と羽男がバディの関係を越えるんじゃないかという期待。しかし、今回でそれはくじかれた。

石子が大庭くんの件で羽男の自宅に来た時の「俺だよ、俺。何も起こんないでしょ」発言。そして、それを聞いてもちっとも動揺しない石子。

そうか、二人はただの良きバディ。二人の会話のテンポがとても好きだから、男女の二人も色々見てみたかった。

 

最後に大庭くんの弟・拓を演じる望月歩さんがよかった。彼は月9『朝顔』の第2シーズンで大学生バイトのウッシー役を演じ、記憶に残っている俳優さんだ。コミュニケーションに難を持つ拓の特徴をよく表現されていたと思う。書道のシーンも素敵だった。