「もう逃げないで戦います」
少女たちの言葉を受けて、石子も何か決意したように見えたラストシーン。いよいよ司法試験当日に目撃した事故のトラウマから一歩踏み出すのか！？
少女たちの賠償金を稼ぎ出すまで肩代わりする石子の父・綿郎。これまでもこうやってたくさんの人を助けたり、借り逃げされたりして、だから事務所がいつも赤字なのだろうな。
本話のベストシーンは、初めて大庭くん家に来たのが彼女としてではなく、仕事の依頼だったさすがの石子さんではなく、
寝落ちした大庭くんを見つめる顔が女神すぎる有村架純さんでもなく、
綿郎さんとひなちゃんのグリンピースのやり取りだ。
ひなちゃんがグリンピース苦手と気づいてチャーハンのグリンピースをそっとよけてくれる綿郎さん。そして、それを見て、よけたグリンピースを一口で口に放り込むひなちゃん。綿郎さんの優しい人柄と大人には簡単に甘えないというひなちゃんの意地が何気ないやり取りからじんわり伝わる。本作はそういう心の機微を誰かが感じとって、でもそれを言葉にするわけではなく、静かに受け止めたり、心の動きを目線で表現する演出が多いと感じる。言葉はなくとも優しくじんわり伝わるところが好きだ。
最後、知らないうちに代表取締役になってた大庭くん。やっぱり怪しかった大庭くんの再就職先『ナカマル』。代表取締役になったこと、早く石子先輩に言って〜！
