職を辞し、去っても志は残った者たちに引き継がれ、生き続ける。
初代総理として、ウーアの存在意義や志をしっかり根づかせることができた。それは真木くんじゃなきゃできなかったこと。辞める、辞めないなんてどうでもいいことで、「何を残せるか」が大事なんだ。誰がその後を引き継いでも志さえ違わなければうまくやっていける。むしろ、どんどん人が入れ替わった方が老化せずにいつまでもフレッシュな政治ができる。しかし、住民アンケートシステムは即座に住民の意見が見られる点はいいのだが、一時の感情に流されて正しい判断ができないというデメリットもあるな。人はすーぐ考えが変わっちゃうから。3日後くらいの結果を決定項にした方が良さそう。
17才の頃の心のドス黒い渦と青臭い理想。
これもリアルでよかった。相反するものどちらももっているのが人間らしいし、だからこそ他者の気持ちを理解できるような気がする。それを雑賀さんと母親から聞けたのはサチにとって救いになったはず。
さて平政権はどんな政治をしているか、すごく気になる。真木くんに「青臭い理想を忘れるな」って言っといて、これまで通りのしょーもない政治をしてたら許さんよ、平さん。
全5話ということもあり、本話はまとめにかかってる感が多少あり、ツッコミポイントもあった。
・支持率30%切って罷免されたのに、商店街で追いかけられるほどフィーバーされるか？
・保坂さんと急に和解。
いずれにしても、とても刺激的なドラマで音楽や映像もカッコよく、面白かった。202X年でAIを使った政治というリアル感と17才の総理という非リアル感。本当にこんな生活になったらなぁという期待感と日本ではなかなか進まないだろうなぁという諦め。でもウーアがリアルになったら…とにかく面白そう！閉塞感のある今の生活に少しだけ希望が持てそうな気がした。実験都市というと、トヨタ自動車の"woven city"が思いつく。日本は企業主導じゃないとできないのかなぁ、ウーアは。
https://www.woven-city.global/jpn
