子育てをちゃんとしたいるいと子育ての本質をついてくるジョーのやり取りがわかりすぎて困る。
ーーー(カムカム)ーーー
ジョーさんの言っていることは正しい。私だってわかってる。
ひなたが自分もずぶ濡れなのに、困っている友達に気づいて傘を貸してあげられる子だって。
良い友達に囲まれることが何にも代え難いことだって。
ーーー(ここからは私の心の叫び)ーーー
学校の勉強や運動が出来ることが全てではない。みんなと仲良くできることや夢中になれるものを持ってることのほうが魅力的だって。
でもな〜、人並みにはできるようにちゃんと育てたいと思ってしまう。「ちゃんと育ってる。あんないい子達いない」そう夫にも言われる。でも、私は素直にそう思えないんだ。一体、私は何を気にしているんだろう。何に囚われているんだろうか。
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ーるいは10歳のお母ちゃん。一緒に大きくなったらええんや。
そうか、私もまだ15歳の母親なんやな。思春期真っ只中やないか。だからまだ感情で余計なことを言ってしまうし、子どものことわかってないんだな。少しずつ成長していけばいいんやな、と肩の力が少し抜けた。
ジョーは人の心に寄り添うのがピカイチにうまい。それがみんなに愛される理由なんだな。ひなたが好きなのは時代劇…というより、お父ちゃんの膝の上なんやな。