最後のナレーションの言葉があまりに衝撃的で番組が終わってからしばらく言葉が見つからなかった。一体どこからが夢だった?
録画をよく見ると、最後金太さんがおはぎを頬張りながらしわくちゃな笑顔の場面、金太さんだけ今の服装で、周りのみんなは思い出の中の服装だった。そんな細やかな演出が光る。
金太さんは演じる甲本雅裕さんの表情豊かな演技と相まってドラマの中で一番好きなキャラだった。それなのに立ち直ったと思った矢先にこれだからもうショックだ。
ラジオを囲んでおはぎを頬張りながら家族の楽しい時間。死ぬ前に走馬灯を見ると言われるが、走馬灯とはこういうものなんじゃないかと思ってしまう。そういう意味では金太さんは幸せな一生だったのかな。
このドラマの主役って実は「ラジオ」ですよね。楽しいことも悲しいこともラジオから流れ、ラジオが家族を見つめている。