年をとってビールケースの配達がエラそうな酒屋のおっちゃんを気遣うひなたちゃん。ひなたちゃんのそういう所、いいよね。できそうで、なかなかできないことだよ。そして、さらっと時の経過を感じさせる演出。この商店街の高齢化と世代交代が気になってきた。
榊原さんはいっちゃんとのこと、何がそんなに吹っ切れないのだろう。勇ちゃんや桃ちゃんのように「◯◯ができたら結婚を申し込もう」なんて考えてやしないよねぇ。ひなたちゃんも言っていたけれど、こんな自信ないいっちゃん珍しい。「人を好きになるやなんてアホやからと思います」みたいにいつもどこか俯瞰で物事を見ているようなところがあるいっちゃん。数年前に茶室で榊原さんに放った「傷ついたり傷つけられたりしながら、それでも人を好きになるんやから」がブーメランのように自分にはね返ってきたな。「遅すぎた春」の先輩・ひなたにしか掛けられない言葉があるかもね。
