るいちゃんとサマーフェスティバルに着ていく服を選びに行き、娘とショッピングに行くのが夢やった♪と嬉しそうな和子さん。その様子を見たるいちゃんの心のナレーション。
ー本当にそうならよかった、とるいは思いました。最初からこのクリーニング店の娘に生まれていたらよかったと。
るいちゃん!それはいけんよ!るいちゃんの気持ちもわからんでもない。だけど、それは言ってはいけん。安子ちゃんが望んでいたのも、こんなありふれた普通の幸せやったんよ、と私の胸はなんだかとてもぐるぐるした。
ー裕福な家には裕福な家の苦労がある。
ベリーがそう言った時も、るいちゃんは「そうなんですねぇ」なんて呑気に返してたけど、どんな気持ちでそう言えたのか。もうびっくりしたよ。裕福な家の苦労を一番よくわかっているのはるいちゃんでしょう。もはやるいちゃんの中で裕福の意味が違うのか。財力ではなく、竹村夫婦のように心が豊かな人を裕福と思っているのだろうか。