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朝ドラ『舞いあがれ!』レコメンドを更新中。

どうする家康 第14回【窮地を救ったのは戦国の名もなき少女】

タイトルバックで小豆が出たから「今日はお市様の小豆の袋かぁ」なんて思っていたら、海岸で男どもを振り切ってぶっちぎりでゴールしたのお市様の侍女の…コンフェイトの子じゃん!しかも名前が阿月(あづき)😳まさか小豆って、人なの!?

なんという斬新な設定。阿月ちゃんが、走る走る。途中疲れてもうダメだと思った時、貧しい家で当然のように父に売られた時のこと、そしてお市様に救われた時のことが回想され、また走る力になっていく。お市様のためなんとかしたい!という阿月の気持ちが手に取るように伝わるんだ。

そして金ヶ崎が一望できる所に辿り着いた時、思わず感情が溢れ出す阿月の表情がまた胸を打つんだ。やっと辿り着けたという安堵の表情かと最初は思ったが、いや違うな。やっと故郷に帰れたといううれしさに私には見えた。自分を売ったクソ親父がいようと阿月はずっと家に帰りたかったのかな。

本話の主人公は家康でもお市様でもなく、阿月だ。どの表情もとても引き込まれて、阿月にすっかり感情移入してしまった。阿月を演じた伊東蒼さん、しっかり名前を覚えましたよ。

今回のお市様は美しく強いのはもちろん、気配りもできてお茶目な表情も垣間見られるところがとても魅力的なキャラクターになっている。だから、阿月とのエピソードにも説得力が増すのだなぁ。

前話のコンフェイトのくだりもすべては今回の阿月のストーリーの布石だったのだな。戦の最中に駆け込んできて「退き候え」言われても敵の間者じゃないかって普通は切り捨てられる。コンフェイトの件で家康も阿月の顔を知っているからこそ成り立つ展開。いや〜さすがの脚本です。恐れ入った🙇‍♀️