高校生になって初めてのテストを受けた娘がテスト終わりにすぐさまLINEしてきた。
ー難しいか簡単かはおいといて、なんかつまんなかった。中学校の先生のテストの方が面白いし、楽しい。
その高校のテストは娘曰く「記憶力テスト」であり、授業で習ったこと、覚えたことを活用して解くような問題がなかったそうだ。テスト後に「あの問題の答えってさぁ…」と友達とあーでもないこーでもないと話すようなレベルにない。まるで赤点を出させないようなテストじゃないか、とも。
これは100点満点を取る生徒が10人くらい出てこないとテストの出題形式は変わらないかもねと娘と話し、娘は覚えれば100点いける！英語で100点取って自分のテンションを上げる！なんて別の方向からモチベーションを上げていたが、親としては複雑だ。
娘の高校は進学より就職する生徒が多い高校だ。進学が多い高校ならばまた違ったのだろうか？テストでは差をつけるために応用問題は多く出されるとは思うが、受験のための勉強に追われる日々でもある。
考えさせる問題をたくさんやっている高校の子に共通一次でそりゃ敵うわけないし、覚えればいい問題ばかりやってちゃマズイ。娘は早速それに気がついたらしい。
テストであっても面白さ、楽しさは大事。そう思える娘は親ながらすごいと思う。その好奇心や探究心をもっと伸ばしてあげたい。じゃあどうすればいいのか、私にできることは何かないのか…。娘の成長の嬉しさと高校のレベルの現実。複雑な気持ちが混じり合った高校のテスト初日。
