最近かなりテーマが攻めているNHKのドラマ。第1回を見てなんて斬新、合理的な世界！リアルタイムで住民の意見を聞き、不要なものはバンバンやめる。こんな世界になったら面白いだろうなぁ、これが率直な感想だった。と同時にこれを実際にやったらどんな弊害が待っているのか、それも知りたくなった。
さて、今回は商店街の再開発について行った住民投票が素晴らしかった。住民一人当たり100ポイントの投票権があり、それを支持する案に好きな分だけ投票する。投票率が70%を越えたら投票締切。
もう日本の政治、すべてこの方法でよくね？選挙等にかかる費用の削減、決定・実行までのスピード感、多数決ではなく国民の意思がダイレクトに反映される。「自分達の街のことは自分達が決めている」。そう感じられることがなにより幸福度に直結する。
ひとつだけ欠点を言えば、そんな大事なことすぐには投票できないかな〜。最初はA案がいいかなと思ったけど、誰かの話を聞いたら、やっぱりB案の方がいいかも…と考えが変わることはよくある。投票までの猶予やオープンチャットみたいな意見交換ができる場があるとなお良いかな…なんて考えちゃったじゃないか！真木くんの思うツボだな。
ー大臣みんな17才にしたらいいんじゃない？不倫もしないし、接待も受けないし。
このセリフがドラマの核心を突きすぎていて笑った。このドラマの企画ってこういうところから来ているんじゃないか？
そして、真木くんはヤングケアラーだった。リアル社会の問題もちゃんと入れてくるところが信頼ポイント高し。
また星野源演じる平さんの存在感もいい。敵か味方か、も気になるところだが、真木くんと同じような境遇なのでは？とふと思った。
次回はどんな新しいことをやってくれるのか楽しみだ。この世界は理想か、はたまた数年後にやってくる未来なのか。戦々恐々としながらもワクワクできるドラマだ。
